夢イベントでBLを頒布してきた話

スタジオYOU様への感謝の日記です。

 

 

 

本日開催されたスタジオYOU様主催の夢オンリーイベント「夢ノ箱庭」に、サークル参加をしてきました。
わたしは夢小説本をイベントにて何度か頒布してきましたが、「夢ノ箱庭」には初めての参加になります。2017年8月に初開催されて以降回数を重ねている、企業主催の夢創作オンリーイベントということで、今までも参加したい気持ちは強くありましたが、どうしても参加できない理由があったのです。

 

それは、今まで開催されていた「夢ノ箱庭」は夢主人公が女性である作品のみのオンリーイベントだったから――!

 

わたしは夢主人公が男性の作品、いわゆる男主夢が好きで、創作するのも多くは男主夢です。多様を極める夢創作の中で、いまでは男主夢は珍しくないものだと思っております。
が、やはり「夢とは男キャラと女性が恋愛するもの」という内外からの認識が強い中、男主夢は少数派であるのは事実だとも思っております。
だから仕方ないとはわかりつつも、「夢オンリーだけど女主人公の夢だけね」と限定されてしまうのは、非常に、非常に寂しかった……!

オフでの交流の場が少なかった「夢」というジャンルで、わざわざオンリーイベントを開いてくれることは非常に感謝しています。が、そこに男主夢が同席できないのが、もうほんと、泣くほど寂しかったんです(ガチ)

 

けれど、スタジオYOU様は、女夢主人公限定の「夢ノ箱庭」には、きちんと「オールジャンル女夢主人公オンリーイベント」と説明した上で「夢ノ箱庭 †ヒロイン編†」と銘打ってくれました。
「†ヒロイン編†」です。それはいつか「†ヒーロー編†」をやってくれるかもしれない、それでなくても、ヒロイン編でない「夢ノ箱庭」を開催してくれるかもしれないとの希望を与えてくれました……。

 

そして今日、初めて「†ヒロイン編†」でない、「オールジャンル夢主人公全般オンリーイベント」である「夢ノ箱庭」が開催されました!
ありがとう!!ありがとう!!開催決定の告知を見た時泣きました!!
オールジャンル夢主人公全般オンリーイベントです! 夢ならばどんな設定の主人公の作品でも頒布できるのです! 女主人公も男主人公も、無性も人外もアリなのです!

もうほんとに、スタジオYOU様は夢というジャンルの多様性を「わかって」らっしゃる……! それを開催することで救われる人(わたし)がいることをわかってらっしゃる……!!

 

わたしは男主夢サークルがあるということを示すために、男主中心でスペースを取りました。頒布物は男主と男キャラのBL夢本、男主とキャラとの友情本、男キャラ×女主の夢本です。オールジャンル夢主人公全般オンリーイベント(呪文か?)なので、男主も女主もBLもヘテロも同じスペースに堂々と置けるのです。
夢オンリーでこの幸せ……! 本当に、夢のような時間でした!

 

会場を見渡しても、男主人公スペースでも女主夢も一緒に頒布している人、女主人公スペースで男主も頒布している人、ヘテロもあればBLも百合もあり、漫画もあれば小説もあり、キャラくん×自分の夢本もあれば主人公の設定がっつりオリキャラ夢主の夢本もあり、夢主のコスプレをしていらっしゃるレイヤーさんもありで、混沌という言葉が相応しい空間でした。

本当に、本当に、多種多様な夢創作が集合していて、まさに夢創作サイトを巡って回っているかのようでした……!

 

このオールジャンル夢主人公全般オンリーイベントを実現するために、スタジオYOU様は細やかに配慮を重ねてくださいました。
勝手な想像ですが、今までの「夢ノ箱庭 †ヒロイン編†」は、同時開催の他ジャンルイベントが男女恋愛中心のものだったこともあって、「†ヒロイン編†」での開催になっていたのだと思われます。「夢ノ箱庭」を単独開催にすることで「なんでもアリ」を可能にしてくださったのでしょう。
また、オールジャンル夢主人公全般オンリーイベントではあっても、女主サークルと男主サークルを分けて配置することで、どちらかが苦手な方への配慮もしてくださっていました。小さな会場ですし、実際は混沌としていましたが、そういった姿勢を見せてくださることに気遣いが感じられて嬉しかったです。
更に、唯一男主人公×女性キャラで参加されたサークルさんを、男主と女主の境に置くというナイスプレーも。もう、配置図を見た瞬間の「がんばって考えてくれたんだろうな」感がとんでもない。

ありがとうスタジオYOU様。正直ここまでやってくれるとは思っていなかったです。

 

興味の無い方には伝わりにくいのですが、「夢」というジャンルは、ひとくくりには語れないほどに多様性があるジャンルです。カップリングというくくりもなく、恋愛するかしないかも不定、どんな設定の夢主人公で創作するかも千差万別という……「作り手がこれを夢だと言っている」くらいしか共通してないんじゃないか?とも思ってしまうほどです。
ゆえに、本当に今日の「夢ノ箱庭」は嬉しくて楽しかった。男キャラと女の子が恋愛しているわけじゃなくても、わたしたちの書いているものは夢で間違いないのだと確認できて、、混沌としたなんでもありの夢界隈の縮図みたいな空間で過ごせて、本当に、本当に幸せでした。

 

でも今後「夢ノ箱庭」は「†ヒロイン編†」しか開催が決まっていないので、オールジャンル夢主人公全般オンリーイベントの「夢ノ箱庭」の次回開催を望むならば、スタジオYOUのお問い合わせフォームから是非ご意見送りましょう!

 

 

夢界隈の未来に幸あれ!!