公式タグに夢やBLを載せてもいいんじゃないか?

【前提】

・これは𝕏での二次創作活動の話。

・わたしは夢絵夢漫画中心の夢創作者。

・いまのジャンルはアニメ化が決まっているがファンダムの規模は大きくない。

・いまのジャンルには公式が用意したFAタグがあり、公式が巡回していいねをすることがある。

・いまのジャンルには公式の二次創作ガイドライン等の規定はない。

 

 

わたしはいま、アニメ化は決まったがファンダムの規模はまだ大きくないジャンルで、主に夢絵を描いて二次創作活動をしている。最近描いているのはキャラがこちらに語りかけてくれるタイプの一枚絵が多い。具体的には以下のようなものだ。

このポストの通り、わたしは夢絵をアップする際に公式が用意したFAハッシュタグを利用している。その件について、非常に多くの批判をいただいている。

その多くが「夢絵は二次創作でありファンアートではないので公式タグをつけるべきではない」という意見だ。

 

 

ファンアートと二次創作の違いとは?

わたしはポジティブな意図を持って作られた二次創作物は、キャラ単体絵だろうがCP創作だろうが夢創作だろうが全てファンアートだという認識でいる。言葉の通り、ファンが作った創作物という認識だ。

だが、わたしに届く意見の多くが、二次創作とファンアートは違うという認識らしい。届いた意見から想像するに、原作から逸脱しない、キャラのみのイラストをファンアートと呼び、捏造要素の多い作品は二次創作と呼ぶという認識のようだ。

だが、この「原作から逸脱しない」という範囲は非常に曖昧ではないだろうか。もしファンアートと二次創作に違いがあるというのなら、その境界を決められるのは公式のみであり、非公式のファンがやいのやいの言って他人の創作物に「これはファンアート、これは二次創作」とラベルを貼るのは不可能ではないだろうかと思う。

 

 

なぜCP絵や夢絵に公式タグをつけてはいけないのか?

この疑問を述べたとき、多くは「捏造要素を含み原作を逸脱した二次創作だから」「公式や一般のファンから隠すべきものだから」という答えが返ってくる。

わたしはどちらにも賛同できないが、一応現ジャンルのFAタグの傾向にならい、キャラ単体で恋愛要素のない夢絵にのみ公式FAタグを使っている。それでも、批判や、批判を超えた誹謗中傷のメッセージが多く届く。

なにを「捏造要素」とし、どこからを「原作を逸脱」するというのかは非常に曖昧なものであるし、今の時代二次創作の存在を把握していない公式はいないだろう。

また、「一般のファンから隠す」というのも疑問の多いところだ。二次創作を知らないファンを「一般のファン」というのならば、Googleでキャラ名を検索した際に真っ先にPixiv百科事典が出てくる方が危惧すべき問題なのではないか。

 

 

CP絵や夢絵に公式タグをつけている人は既にいる

世界規模でファンの多い作品の作品名タグや公式FAタグを覗くと、外国語圏の二次創作者がCP絵や夢絵を投稿していることがしばしばある。そういう方々に対して、日本の「ファンアートと二次創作は違うので公式タグに二次創作を投稿するのはダメ」勢が批判や指摘のメッセージを送っているのを見たことがない。わたしには鬼のように届くのに。

わたしが日本人で日本語が通じるから自分たちの村ルールや暗黙のマナーに従わせようとしているように思えてならない。

 

 

公式タグにCP創作や夢創作を載せてもいいんじゃないか?

わたしは公式作品名タグや公式FAタグに載せる作品について、何が良くて何が駄目か決められるのは公式しかいないんじゃないかと考えている。二次創作ガイドラインがあるのならばそれに従い、無いのであれば己の判断でハッシュタグを利用するしかないだろう。もちろんエログロ等の成人向け表現のゾーニングは必須であるし、𝕏の規約には従わなければならない。しかし、それ以外のハッシュタグ利用の可否を、公式以外の人間が判断することはできないと思う。

もちろん、全ての二次創作に公式作品名タグや公式FAタグをつけろと言っているわけではない。わたしも作品によってFAタグとプラスタグ(夢タグ)を使い分けている。タグなどつけずにひっそり楽しみたいという人もいるだろう。公式タグを使いたい人は使って、使いたくない人は使わない、それでいいんじゃないか。

𝕏にはブロック機能もミュート機能もある。自分の苦手な創作物を見てしまった際には機能を使って視界から消せば済むことだ。

 

 

村ルールや暗黙のマナーの押し付けはやめるべき

わたしが言いたいのは、誰が決めたのかもわからない村ルールや暗黙のマナーを守らない人間がいるからといって、その人物をルールやマナーに従わせようとするのはやめてほしいということだ。そして、従わないからといって誹謗中傷をするなんてもってのほかだ。

わたしは匿名メッセージツールとしてマシュマロを使っているが、利用規約に反したネガティブなメッセージが多く届く。他人に村ルールや暗黙のマナーを説くよりも、明文化されているマシュマロの規約を読んでほしいものだ。

 

 

検索避けを強要するな

 

【前提条件】

・わたしは元々所謂検索避けの効果には懐疑的

・今回はTwitter上での伏字検索避けに限った話

・伏字検索避けとは、キャラ名をアルファベットなどで表記するもの。例:山田→ymd

 

過去記事を読んでいただいたほうがわたしのスタンスはわかりやすいと思います。

 

 makun0uch1.hatenablog.com

 

発端

とある漫画作品のプラスタグ(夢タグ)にキャラの名前を載せて夢絵を投稿していたところ、こんなマシュマロが来ました。

 

 

それに対してわたしは「伏せません」と答えたところ、伏字検索避けをすべきという方々からたくさんのご意見をいただきました。

 

伏せたい人は伏せればいい

わたしは「自分は伏せない」と言っているだけで、皆に「伏せるのをやめよう」とは言っていません。ただし、以前書いた記事にもある通り、検索避けという効果が本当になされているのかというのには疑問を感じています。

 

また、所謂女性向けと呼ばれる二次創作ばかりが検索避けを強要される非対称性には、女性向け二次創作の受けてきた差別があることを考えざるをえず、BLへの同性愛差別や夢創作へのミソジニーを次の世代に残したくないという気持ちがあります。それもあり、わたしは伏字検索避けはしないようになりました。

 

ただしそれも時と場合なので、わたしでもTwitterの検索に直で出たくないときなどは単語を伏せるし、キャラ名を出さないで作品を投稿することなどもあります。それはツイートをするわたしの自由のはずです。

 

なぜ強要されなければならないのか

今回マシュマロから「伏字を使うべき」というたくさんのご意見をいただきました。わたしは誰にも「伏字検索避けをするな」と強要していないのに、です。

 

マシュマロの利用規約から外れた差別的なひどい言葉もいただきました。

 

自分と意見が違う人は攻撃してよいのか

そんなはずはありません。差別的であったり攻撃的であったりな言動は批判されるべきですが「二次創作に伏字検索避けを使うかどうか」という明確なルールのない問題について、ここまで言われる謂れはないと思います。

 

わたしに「暗黙のマナーであるから」と伏字検索避けを強要する方々は、どんな正義があってされているのでしょうか。

 

検索避けの効果を実感した

わたしは今回の件で、所謂「検索避け」をすることの効果を実感しました。それは、こういった面倒な人たちから絡まれずに済むという点です。これは検索避けをする大きなメリットであると思います。

 

まとめ

検索避けはやりたい人がやればいいしやらない人に強要するな。

Twitterでの検索避けについて考えてみませんか

この記事は、Twitter上での二次創作の「検索避け」について考えるものです。

 

記事内要約

・二次創作投稿用のハッシュタグTwitterによって作品名トピックと紐づけられている。

・キャラ名伏せ字もキャラ名絵文字も、単語にiやlを挟んでもTwitterのAIは拾ってくる。

・鍵アカにしない限り、Twitterで本当に検索から逃れるのは無理。

・何の目的で、どこまで「検索避け」をするか、一度考えてみませんか。

 

ここ最近、Twitter上で二次創作をするにあたり、伏せ字や絵文字での「検索避け」について考える機会が多かったため、自分の意見をまとめるために記事を書きます。

前提として、成人向け表現のある作品については検索避けどうこうではなく、Twitterの規約に従いゾーニングを行わなければならないと考えています。この記事では、成人向け表現のない二次創作作品やツイートについて言及します。

 

「検索避け」の実際

さて、昨今Twitter上の女性向け二次創作愛好者の間では、「検索避け」のためにキャラ名の伏せ字や、絵文字表記を行う方が多くいらっしゃいます。
マナーとして言われる際によく聞くのが「一般の方の目に触れないようにするため」「作品が嫌いな人の目に入らないようにするため」「公式に見つからないようにするため」などですが、わたしはこれらの理由で行われる伏せ字や絵文字での「検索避け」の効果には、疑問を抱いています。

なぜなら、Twitterのタイムラインを「ホーム」表示にした途端に、公式作品名と紐づけて、「検索避け」がされた二次創作作品がどんどん表示されてくるからです。

TwitterのAIは優秀なので、どういう理屈かはわかりませんが、すでに伏せ字のハッシュタグ(#◯◯プラス など)も、伏せ字表記もCP表記も絵文字表記も、作品名のトピックと紐づけられているようです。

きっちりと単語の間にiやlを挟んでいてもホームに表示される二次創作ツイートに、わたしは「Twitterで公開アカウントでいる限り、検索避けは無理だな」と思いました。

 

わたしの選択

結果として、わたしはいま、日常ツイートでも二次創作作品投稿ツイートでも、非公式であることをプロフィールに明記した上で、特に伏せ字や絵文字表記を行なっていません。どうせ検索避けが無理なのであれば、読み上げ機能を使っている方がわかりやすいようにしたり、マイナス検索をしたい方がしやすいようにしたほうが良いと考えたからです。

 

想定される意見

「『検索避け』をしなければ検索機能を使った際にヒットし、一般の人や二次創作を見たくない人にも見えてしまう」と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、Twitterにはブロック機能やミュート機能があり、検索時にはマイナス検索を行うこともできます。インターネットを利用する上で、自分の得たい情報・いらない情報を取捨選択するのは、二次創作を好む好まないに関わらず求められることです。
先述した通り、二次創作は「検索避け」を無視してホーム表示のタイムラインに表示されますし、本当に同好の志にのみ見せたい、それ以外の人には見せたくないというのであれば、鍵アカウントで活動をするしかないと思います。

また「非公式CPや夢は特殊だから隠れなければならない。だから『検索避け』をしなければならない」と考える方もいらっしゃるでしょう。わたしは全ての二次創作はどんな内容でも等しく二次創作であると考えています。二次創作のなかに「良い二次創作」も「悪い二次創作」もなく、個人の好き嫌いがあるだけだと思います。
「検索避け」を行って隠れたい方はそうすればよく、そうする必要を感じない方はしなければよいだけです。

 

検索避けについて考えてみませんか

女性向け二次創作愛好者の間では「検索避け」を行う方が多くいらっしゃいます。よければ、一度立ち止まって、ご自分がどんな目的で、どこまでの範囲で、「検索避け」を行なっているか考えてみることを提案します。
「どんな目的で」については、例えば「『検索避け』を行うことでそれがルールの界隈で楽しく活動したいから」「『検索避け』を行なっていれば面倒なコメントに絡まれにくくなるから」「『検索避け』のための伏せ字や絵文字表記を行うと、同好の志に見つけてもらいやすくなるから」などがあるかもしれません。
「どこまでの範囲で」については「インターネット上一切の検索エンジンに引っかかりたくない」「日常含むツイート全てTwitter検索機能に引っかかりにくくにくくしたい」「いま呟くこのツイートはTwitter検索機能に引っかかりにくくしたい」などが挙げられるでしょう。
誰が決めたのかもわからない「マナー」になあなあになる前に、一度ご自分の求めるところを考えてみてはいかがでしょうか。

 

最後に

最後に、「検索避け」はするもしないも個人の選択です。誰かに押し付けられるのではなく、自分で考え、自分で選び、よりよいTwitterライフを過ごせればいいなと思います。

夢イベントでBLを頒布してきた話

スタジオYOU様への感謝の日記です。

 

 

 

本日開催されたスタジオYOU様主催の夢オンリーイベント「夢ノ箱庭」に、サークル参加をしてきました。
わたしは夢小説本をイベントにて何度か頒布してきましたが、「夢ノ箱庭」には初めての参加になります。2017年8月に初開催されて以降回数を重ねている、企業主催の夢創作オンリーイベントということで、今までも参加したい気持ちは強くありましたが、どうしても参加できない理由があったのです。

 

それは、今まで開催されていた「夢ノ箱庭」は夢主人公が女性である作品のみのオンリーイベントだったから――!

 

わたしは夢主人公が男性の作品、いわゆる男主夢が好きで、創作するのも多くは男主夢です。多様を極める夢創作の中で、いまでは男主夢は珍しくないものだと思っております。
が、やはり「夢とは男キャラと女性が恋愛するもの」という内外からの認識が強い中、男主夢は少数派であるのは事実だとも思っております。
だから仕方ないとはわかりつつも、「夢オンリーだけど女主人公の夢だけね」と限定されてしまうのは、非常に、非常に寂しかった……!

オフでの交流の場が少なかった「夢」というジャンルで、わざわざオンリーイベントを開いてくれることは非常に感謝しています。が、そこに男主夢が同席できないのが、もうほんと、泣くほど寂しかったんです(ガチ)

 

けれど、スタジオYOU様は、女夢主人公限定の「夢ノ箱庭」には、きちんと「オールジャンル女夢主人公オンリーイベント」と説明した上で「夢ノ箱庭 †ヒロイン編†」と銘打ってくれました。
「†ヒロイン編†」です。それはいつか「†ヒーロー編†」をやってくれるかもしれない、それでなくても、ヒロイン編でない「夢ノ箱庭」を開催してくれるかもしれないとの希望を与えてくれました……。

 

そして今日、初めて「†ヒロイン編†」でない、「オールジャンル夢主人公全般オンリーイベント」である「夢ノ箱庭」が開催されました!
ありがとう!!ありがとう!!開催決定の告知を見た時泣きました!!
オールジャンル夢主人公全般オンリーイベントです! 夢ならばどんな設定の主人公の作品でも頒布できるのです! 女主人公も男主人公も、無性も人外もアリなのです!

もうほんとに、スタジオYOU様は夢というジャンルの多様性を「わかって」らっしゃる……! それを開催することで救われる人(わたし)がいることをわかってらっしゃる……!!

 

わたしは男主夢サークルがあるということを示すために、男主中心でスペースを取りました。頒布物は男主と男キャラのBL夢本、男主とキャラとの友情本、男キャラ×女主の夢本です。オールジャンル夢主人公全般オンリーイベント(呪文か?)なので、男主も女主もBLもヘテロも同じスペースに堂々と置けるのです。
夢オンリーでこの幸せ……! 本当に、夢のような時間でした!

 

会場を見渡しても、男主人公スペースでも女主夢も一緒に頒布している人、女主人公スペースで男主も頒布している人、ヘテロもあればBLも百合もあり、漫画もあれば小説もあり、キャラくん×自分の夢本もあれば主人公の設定がっつりオリキャラ夢主の夢本もあり、夢主のコスプレをしていらっしゃるレイヤーさんもありで、混沌という言葉が相応しい空間でした。

本当に、本当に、多種多様な夢創作が集合していて、まさに夢創作サイトを巡って回っているかのようでした……!

 

このオールジャンル夢主人公全般オンリーイベントを実現するために、スタジオYOU様は細やかに配慮を重ねてくださいました。
勝手な想像ですが、今までの「夢ノ箱庭 †ヒロイン編†」は、同時開催の他ジャンルイベントが男女恋愛中心のものだったこともあって、「†ヒロイン編†」での開催になっていたのだと思われます。「夢ノ箱庭」を単独開催にすることで「なんでもアリ」を可能にしてくださったのでしょう。
また、オールジャンル夢主人公全般オンリーイベントではあっても、女主サークルと男主サークルを分けて配置することで、どちらかが苦手な方への配慮もしてくださっていました。小さな会場ですし、実際は混沌としていましたが、そういった姿勢を見せてくださることに気遣いが感じられて嬉しかったです。
更に、唯一男主人公×女性キャラで参加されたサークルさんを、男主と女主の境に置くというナイスプレーも。もう、配置図を見た瞬間の「がんばって考えてくれたんだろうな」感がとんでもない。

ありがとうスタジオYOU様。正直ここまでやってくれるとは思っていなかったです。

 

興味の無い方には伝わりにくいのですが、「夢」というジャンルは、ひとくくりには語れないほどに多様性があるジャンルです。カップリングというくくりもなく、恋愛するかしないかも不定、どんな設定の夢主人公で創作するかも千差万別という……「作り手がこれを夢だと言っている」くらいしか共通してないんじゃないか?とも思ってしまうほどです。
ゆえに、本当に今日の「夢ノ箱庭」は嬉しくて楽しかった。男キャラと女の子が恋愛しているわけじゃなくても、わたしたちの書いているものは夢で間違いないのだと確認できて、、混沌としたなんでもありの夢界隈の縮図みたいな空間で過ごせて、本当に、本当に幸せでした。

 

でも今後「夢ノ箱庭」は「†ヒロイン編†」しか開催が決まっていないので、オールジャンル夢主人公全般オンリーイベントの「夢ノ箱庭」の次回開催を望むならば、スタジオYOUのお問い合わせフォームから是非ご意見送りましょう!

 

 

夢界隈の未来に幸あれ!!

 

「おんな城主直虎」がものすごい夢小説だった

「直虎」、第36回「井伊家最後の日」を観て、あまりの衝撃に呆然としていました。18時のBS放送を観てしばらく大混乱して、ようやく落ち着いてきたのでこの衝撃をしたためようと思います。まだ動揺おさまらないし勢いのままに書いているので、読みづらい文章になっていると思います、すみません。

 

言いたいことはタイトルの通り、「おんな城主直虎」が最高によくできた夢小説だったという話です。いやちょっと誇大表現した。「直虎」のストーリー自体は夢小説ではないし、もちろん夢小説でないことも理解しています。タイトルを正しく表現すると、「『おんな城主直虎』に登場する龍雲丸がものすごい実質夢主だった」になります。

 

これはわたしが、夢小説という視点からドラマの感想(というか龍雲丸について)を叫ぶ記事です。あと夢小説やそれに類するものへの愛も叫んでます。

 

で、「直虎」第36回の放送で、龍雲丸と直虎が、結ばれました。書きだしても信じられないぞこれ。オリキャラの龍雲丸と、大河ドラマ主人公の直虎が、結ばれた。
食後のお茶を飲みながら呆然としてしまいました。だってこんなの、夢小説じゃん!関係性が明らかに夢小説じゃん!!龍雲丸、夢小説の主人公じゃん!!二人の関係性がわたしの好きなモノすぎます!!

夢小説とか夢主とかの言葉を簡単に解説いたしますと、
・夢小説……二次創作において、原作にはいないオリジナルキャラクターを原作世界に投入し、原作キャラや原作世界との関わりを描くもの。恋愛要素を含む作品が多い。
・夢主……夢小説で話の中心となるオリジナルキャラクター。多くの場合名前が任意に変更でき、読者自身の分身・アバターとして扱われる場合もある。
というかんじ。夢小説というのは定義が個人に依るところが大きく、非常にあいまいな創作形態なので、上に述べたものはあくまでもわたしの考えですが、まあ大体こんなかんじなんです。

そんでもって、わたしは夢小説という創作を愛しているのですが、特にその「構造」を愛しています。原作という既存の関係に、夢主という外からの来訪者が関わり、既存の関係に変化をもたらす……そういうお話や関係性の「構造」が、たまらなく好きなのです。

 

そんなわたしから見れば、龍雲丸はかなりめちゃくちゃ夢主でした。出てきたころから「こいつ夢主っぽい」と言っていましたし、酔った直虎が龍雲丸に「我のものになれ!」と絡んだときはあまりにツボすぎて悶絶しました。龍雲丸、どう見ても直虎相手の男夢主でした。最高ですありがとう。NHKありがとう。脚本家さんありがとう。

 

大河ドラマ、史実に記されていない人物としてのオリキャラは、そう珍しくもないとおもいます。龍雲党の面々は明らかにオリキャラですし、史実に名前や詳細が記されていないという意味でなら、脇役の農民さんとか女性の方々とかもある意味オリキャラともいえるのではないでしょうか?
それでも、龍雲丸だけが突出して「夢主」なのは、やはり龍雲丸が直虎と関わりを持ち、直虎に影響を与え、既に構築されていた井伊の関係に変化をもたらしていたからだと思います。
夢主というのは原作の外にある立場、つまり部外者や異邦人であり、新しい視点から切り込める特権をもっているとわたしは考えています。わかりやすい例だと、テニプリの夢小説でよくある(といわれる)パターンの、女の子にキャーキャー言われているキャラになびかず、キャラから「面白い女だ」と言われるやつ。あれは「キャラになびかない」という新しい視点を持っているのが夢主の特権なんですね。まあそういう役割というか。
その点龍雲丸は、やはり特権を持っているように見えました。特に「武家こそが泥棒」だと直虎に言えるのは、原作(井伊)の外にいる夢主(龍雲丸)だからこそでしょう。
直虎からすれば価値観を覆されかねない一言、正直龍雲丸こそ「面白い男」です。夢主すぎる。ありがとう龍雲丸、ありがとう脚本様。


あとはこう、絶妙なつかず離れず感が、上品な原作沿い夢小説っぽさを演出していましたね……!あまり原作に介入しすぎる夢主は読者から疎まれがちな印象なのですが、その点龍雲丸は良い塩梅の距離を保ち、関係を築き、直虎を振り回し直虎に振り回されてました。夢主として優秀すぎるぞ龍雲丸。
そして今週ついに、直虎と結ばれました。夢小説に恋愛要素は必須ではないですが、やはり恋愛が絡むとぐっと夢小説感は増しますね。しかも、直虎の名を訊くという、おとわを知らない龍雲丸だからこその特権を駆使して!脚本が巧みすぎます!今後夢小説書くときの参考にしよう!


「直虎」の感想をツイッターで見ていると、「夢小説みたい」という感想をときどき見かけます。「直虎が夢小説の主人公みたい」というものも。おそらく主人公の直虎が周囲の男性陣から慕われる様子が夢小説の主人公のようだということなのでしょう。それもまた一つの解釈ですが、わたしにとって「直虎」での「夢小説の主人公みたい」なキャラクターは、断然龍雲丸です。
夢小説をお好きでない方がある作品について「夢小説みたい」とおっしゃるとき、残念ながらあまり良い意味の表現でないことが多いように思います。批判したりけなしたりする意味で「夢小説みたい」と言われることがあります。
 わたしは夢小説が大好きですし、「夢小説みたい」な作品も大好きです。なので、「直虎」についても褒め言葉として「夢小説みたい」と言います。龍雲丸は丁寧に描かれた実質男夢主で、直虎との関係は夢小説みたいで最高です。

 

わたしのように、実質夢小説な作品を愛でる方には、是非「おんな城主直虎」を観ていただきたいですし、龍雲丸と直虎の関係性が好ましく思えた方には、是非お好きなジャンルの二次創作夢小説を探して読んでいただけたらいいなと思います!!

 

結局布教に行きついてしまいました!!とにかく今週の「直虎」が最高で、龍雲丸が最高でした!来週からまたしんどそう!強く生きよう!!

 

 

それはそれとして、私は傑山さんお相手のBL夢小説が読みたいです。

 

「夢」を都合のいい悪口として使うな

 

8013.hateblo.jp

8013.hateblo.jp

8013.hateblo.jp

これらの記事を読みました。だいぶ前の記事ですが、これらについて感想と意見を述べさせていただきます。
わたしの以前の記事を見ればわかりますがわたしは腐女子で夢者です。主に夢小説でBLを書いています。夢小説でBLを書いています。

 

【この記事で言いたいこと】

①「主人公が攻めの夢小説」があることをご存じないんですか?
②「夢」について語る前にあなたの考える「夢」の定義をはじめに示してください。
③自分が嫌いな創作を分類するために適当な言葉を使うのはやめてください。「夢」を悪口の言葉にするのはやめてください。

 

【一連の記事を読んでの感想】

わたしもBLCP二次創作を嗜むので、自CP二次創作のほとんどが自分の解釈違いなときの苦しみはよくわかりました。同情します。頑張れ強く生きて。でも「ドリ腐」って言葉を押しつけることはいただけません。

ドリ腐【どりふ】腐女子の亜種。 定義としては「腐女子を名乗る夢女子」のこと。自己投影型腐女子。攻めを理想の彼氏とし受けを自分の分身にしている。 二次創作においては「私(受け)と理想の彼氏(攻め)のラブストーリーを見て」が主な特徴であり、キャラ崩壊、設定無視、人間相関図を見事ぶち壊して、それを疑問に思わないどころか平然としている。原作の面影をとどめていないものも散見されるのも特徴。 原作はキャラカタログでしかなく、原作へのリスペクトは一切感じさせない。自覚派と無自覚派に分かれる。そのため、無自覚派においては「ドリ腐」を指摘するとヒステリーのように否定するが、好きな作風や好んで描いている作風を見れば一発で分かるのが特徴。正統な腐女子と呼べない。偽装腐女子。仮面腐女子。 もっとも多い腐女子の亜種のため、腐女子と区別するための用語。

http://8013.hateblo.jp/entry/20150406/1428326599

 何度もじっくり読んだのですが、どう頑張って解読しても悪口のように読み取れました。
他人の二次創作を指して「あなたの二次創作はキャラ崩壊、設定無視、人間相関図ぶち壊し」「原作はキャラカタログ、リスペクトはない」って言われてキレない二次創作者はいないのではないでしょうか。「ドリ腐」にあてはめられた方にも悪口だし、レッテル名称にいいように使われた「ドリーム(夢)」にも悪口です。
「夢女子さんを中傷したり批判したりはしていない」そうですが、「ドリ腐」とやらの定義を見れば夢創作好きにも悪口をおっしゃっているように見えます。夢創作好きからすれば「夢好きはキャラ崩壊・設定無視・人間相関図ぶちこわし・原作はキャラカタログ・原作へのリスペクト無し」と言われたようなものです。

確かに、まあ、言わんとしているところはわからなくもないです。夢小説や自己投影系妄想を否定しながらも、ご自身で(わたしから見れば)夢的妄想や夢的創作(ここで言われているドリ腐的なものではなくモブ・オリキャラ介入系)をされている方を見ると、わたしもモヤモヤします。あなた、ご自分が否定されてる「夢」に含まれているものを、無自覚に想像されていますよ、と。
ゆえに無自覚に夢的妄想をされている腐女子向けに、二次創作の選択肢の一つとして夢小説があることを「腐女子こそ夢小説を書くべき論」を書いたのですが。

 

上の記事を書かれている方は、

私は「夢」の概念がないですし、好きな人がいても、そのよさは理解できません。

「夢」みる少女じゃいられない - 腐女子解体新書

 とおっしゃりながら、BLの受けに自己投影をして夢思考のBLCP二次創作を読んだり書いたりする無自覚夢思考腐女子さんを批判しているようですが、

私は攻めに自己投影をするタイプですが、夢願望はないけれど、あるとするなら攻めになって受けとラブしたいという気持ちなら十分にあります。

「夢」みる少女じゃいられない - 腐女子解体新書 

イエス!モブおばさん - 腐女子解体新書

これらを見る限りこの方にも夢思考があるようにわたしには思えます。もしかして主人公攻めの夢小説をご存じないのでしょうか? 男主人公が攻めとして受けとラブするBL夢小説はあるし、女性夢主×男キャラっていう夢小説もありますよ。
わたしは腐女子こそ夢小説を書くべき論にて「モブおじさんも夢小説」と定義したのですが、その定義からしたらモブおばさんもばっちり夢小説です。つまり上記の記事を書かれた方にも無自覚の夢思考があると、わたしには思えてなりません。
もしかして「ドリ腐」を定義された方は「夢」「ドリーム」を「男キャラ×自分(読み手のアバターとなっているキャラクター)」でしかないと思っているのでしょうか? もしそうだったらそれはあまりに狭い認識です。もちろん「キャラくんと恋愛する私」を表現した夢創作も多くあります。が、「夢」は定義に困るほどに多様化し、ヘテロラブやBLや百合、恋愛のない作品から原作キャラクターの出ない作品まで様々です。
「ドリ腐」という言葉を作ってラベリングをしたいのなら、もっと「ドリ(夢)」の部分をよく調べてください。

 

さらに、「ドリ腐」という言葉、「腐女子のふりをした夢女子」について話す前に、「『夢』の定義」を示して下さい。先にも述べましたが、「夢(ドリーム)」の定義は人によって様々です。夢小説に興味の無い人が思うよりもはるかに多様な夢小説が存在しています。
まずなにをもって「夢」とするのか。考えがわからないと、夢者側のわたしとしては意見がしづらいです。

そして、自分の好きなCPの二次創作の多くが解釈違い・自分の苦手な系統だからと言って、マイナスのレッテルとして「ドリ腐」などと分類するのはやめてください。他人の創作に込められた書き手の意図を決めつけて分類するのからどうかと思うのですが、どうしても分類したいなら、ご自分が興味もなく(おそらく)よく知りもしない「ドリーム」「夢」という言葉を使わないでください。しかも偏見に満ちた認識で。
「あなたの書くBLCP二次創作は受けに自己投影しているので夢です」と言われたら、「夢じゃないです!」って怒るのは当然かと思います。そんなこと言われたら、「ドリ腐」とされた方の夢への偏見と悪印象が助長されるのなんてわかりきっています。「ドリ腐」とされた方だけでなく、夢にとっても迷惑です。少なくとも夢者で腐女子のわたしにとって迷惑かつ不快です。だからこの記事を書いているのですが。
あなたがマイナスのレッテル貼りに使った言葉は誰かにとっての大切な言葉です。それを知ってください。

「夢」を都合のいい悪口として使うのはどうかやめてください。大元の記事を書かれた方がこの記事を見ることは無いかもしれませんが、お願いしておきます。

 

最後に、夢創作の多様性を知っていただくために、先日書いた記事をご紹介しておきます。それでは。

makun0uch1.hatenablog.com

 

あなたの知らない夢小説

 

makun0uch1.hatenablog.com

makun0uch1.hatenablog.com

上記二つの記事(とツイッター)で夢小説についてもそもそと語っていたら、「それって夢小説じゃなくない?」「夢小説って男キャラ×女主人公で自己投影するやつでしょう」って認識が多く見られてンンンンンと渋い顔をしている。そういう夢小説だけを夢小説とするのは、

「BLはシュッとしたイケメンと女の子みたいな美少年の恋愛だ」と言ってしまうくらい狭い

腐女子こそ夢小説を書くべき論 - 模索中

って最初の記事で書いたのに!

もちろん、男キャラ×女主人公で、女主人公の個性が薄くて、読者が女キャラに自己投影できるように書かれている夢小説もたくさん存在する。けれどもそうでない夢小説もたくさん存在する。

※こう書くと「自己投影夢女子を見下している」って言われそうなのですが、見下してないので安心してください。ただここでは話題にしないだけです。

なので、ここでは夢小説の多様性を示すために、様々な夢小説を紹介してみることにした。どれも面白い作品なので、是非閲覧してもらえるとうれしい。すべての作品の作者には紹介する許可を取ってある。

 

 

超絶美形の男主人公とキャラクターの出会い

傾界の美青年 https://pictbland.net/items/detail/68724 (pictbland。ログイン無しで閲覧可能)

・ジャンル:血界戦線
・デフォルト名:あり
・名前変換:あり

いわゆるメアリースー的な、超絶美形な男主人公がキャラと出会って護衛される話の冒頭。美形という概念を原作世界にぶつけた二次創作。明らかに設定を盛っており、夢主というよりオリキャラ。でも夢小説。

 

モブ攻めなのか夢小説なのか(R18)

www.pixiv.net

・18歳未満閲覧禁止
・ジャンル:鉄血のオルフェンズ
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

BLCP(片思いだけど)前提の男主人公×男キャラのエロ夢小説。片想い同士の三角関係、代替セックス。夢主の名前は呼ばれず(ネームレスと呼ばれる手法)、容姿も描写されないために書いた人間もモブなのか夢主なのかわかっていない。

 

沖矢昴であって沖矢昴でない沖矢××

www.pixiv.net

・ジャンル:名探偵コナン
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

原作の「あるかもしれない裏側」を想像させる、非常にメタ的な夢小説。沖矢昴という原作でも特殊な立ち位置のキャラクターに居場所を奪われた、沖矢××という男主人公の話。夢主が何者なのかということを考えながら読むと面白い作品。

 

幽霊だって主人公になる

アン・ラッキーマンは眠らない http://privatter.net/p/1986786 (Privatter。ログインで閲覧可能)

・ジャンル:ワールドトリガー
・デフォルト名:あり
・名前変換:あり

突然弟が亡くなった出水と、幽霊のまま漂う弟夢主の話。
キャラの兄弟姉妹を妄想して夢主にするのは夢小説ではよくあること。恋愛もせず、特別な事件も起こらない。あたたかで平凡な日常、けれども少しだけ寂しさが滲む作品。

 

 

サブマス×鬼灯クロスオーバー世界夢

www.pixiv.net

・ジャンル:サブウェイマスター×鬼灯の冷徹
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

二次SSとか二次オリSSとかでよくあるクロスオーバー、夢小説にもある。この作品は主人公の性別も明かされていないので、男女好きなように読むことができる。原作キャラと夢主が一時擦れ違って言葉を交わす程度の交流が、その世界に住んでいるような感覚を読者に与える。

 

 

性癖ぶちこみ屍姦夢小説(R18)

悪辣な男 http://privatter.net/p/1986679 (Privatter。ログインで閲覧可能)

・18歳未満閲覧禁止
・ジャンル: PSYCHO-PASS
・デフォルト名:あり
・名前変換:あり

男主人公→キャラを前提とした男主人公×モブの屍姦。がっつり屍姦。閲覧注意。
主人公のほかにモブを出してもいい。がっつりBLをしてもいい。これもまた夢小説。
自分の性癖に真摯に向き合って作られた作品。

 

 

原作に居るかもしれない一般人のお話

"材料"とりまく人々の掌編集 http://privatter.net/p/1986903 (Privatter)

・ジャンル:ゼルダの伝説
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

原作にいるかもしれない人物を夢主に据えた、世界夢(あるいは世界観夢)。世界夢とはこの作品に於いての定義は中でされているが、簡単に言うと『原作のとある村に住む青年などがただそこで生活している』話である。ただしこれも世界夢の中の一つであることをご承知頂きたい。

 

 

男主人公と女キャラ

えくりゅ - ecru - — アリスの淹れたコーヒー

・ジャンル:だがしかし
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

だがしかしアニメEDアリス世界の話。狂ったお茶会でサヤアリスと男主人公が出会う。夢主は狂ったお茶会の眠りネズミがモチーフ。最後はホラー風味。

 

 

女主人公でギャルゲー作品夢小説

LOVE SONG 蒼の夢 http://privatter.net/p/1987410 (Privatter。ログインで閲覧可能)

・ジャンル:リトルバスターズ
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

女主人公が女性キャラと会話。百合夢ではなく相手男キャラが別に居るが、名前含め一切出てこない。キャラ解釈を主人公との会話の中で描写している話。ギャルゲ夢だってあるんだよ。

 

 

男主人公によるド鬼畜凌辱系エロ夢小説(R18)

【BLD/krk】あかいくつ:pictbland.net (ログイン無しで閲覧可能)

・18歳未満閲覧禁止
・ジャンル:黒子のバスケ
・デフォルト名:あり
・名前変換:あり

性悪男主人公×男キャラのBLエロ夢小説。夢主はモブお兄さんの発展系。本編は受けキャラ視点。正気を疑うほどの特殊プレイ。
男主人公でキャラくんにエロいことをしてもいい。腐女子の欲望がぶつけられたBLD(Boys Love Dream)だ。

 

 

原作の合間にあったかもしれない一幕

奪い返す尊厳 http://privatter.net/p/1988604 (Privatter。ログインで閲覧可能)

・ジャンル:進撃の巨人
・デフォルト名:あり
・名前変換:あり

ザックレー総統とその女部下の一コマ。『例の拷問』周りの掘り下げSSS。恋愛要素もなく、ときめきもなく、主従関係であるので友情でもない。しかし原作の隙間にあったらロマンがある。

 

 

所謂「夢小説」らしい夢小説

www.pixiv.net

・ジャンル:ゴッドイーター
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

多くの人が「夢小説」と聞いて想像するような、男キャラ×女主人公の夢小説。女主人公の設定が薄く、また彼女の一人称で話が進むので、自己投影しやすい(と思われる)。容姿エディット可能なゲーム主人公は夢主人公なのかオリキャラなのか、と話題になりやすいが、ここでは夢小説として扱っている。

 

 

 キャラが夢主を鍋にして食う漫画(R18-G)


www.pixiv.net

・18歳未満閲覧禁止。注意事項必読。
・ジャンル:おそ松さん
・デフォルト名:なし
・名前変換:なし

グロとカニバと下ネタに注意。複数の男キャラクターが一人の女主人公を鍋にして食す話。原作のノリを解釈し、グロテスクかつファンシーに仕上げられている。ほんとに夢ってなんでもあり。
この作品のように夢小説だけではなく夢漫画もある。今回紹介はしないが夢絵もある。

 

 

夢小説を探せば、スタンダードな読者の自己投影を前提とした男キャラ×女主人公の恋愛モノから、こういった「夢小説らしくない」夢小説まで様々なものがある。
外から見て夢小説らしくなくても、現役で夢小説を書いている書き手は、それを夢小説だと信じて書いている。それくらい自由な表現が許されるのだ、夢小説は。
主人公の設定も、話の展開も、「こうでなければいけない」なんて決まりはないのである。であるから、どうか「こんなのは夢小説じゃない」ではなく、「こんなのも夢小説なのか」と知っていただければ嬉しい。